「イ・ソン」こと思悼世子(サドセジャ)の悲しい最期!

泣きながら懇願したが……

イ・ソンは恐怖で真っ青になった。
ひたすら地面に額をこすりつけて英祖に詫びた。
しかし、英祖の怒りはすさまじかった。刀をふりかざして息子に自決を迫ったのだ。
それでも、イ・ソンは自決しなかった。ただ泣き崩れるばかりだった。
同時に、イ・ソンの側近たちは必死になって世子を守ろうとした。
その行動は英祖をよけいに怒らせた。英祖はイ・ソンの側近をみんな追い出した。
こうなると、イ・ソンは1人で英祖の怒りを解かなければならなかった。




彼は地面に額をこすりつけながら懇願した。
「過ちを改めて今後は正しく生きますので、どうか許してください」
ここまで息子に言われても、英祖の決心は揺るがなかった。英祖は周囲の制止も聞かず、庭に米びつをもってこさせた。
「お願いです。命だけは助けてください」
イ・ソンは必死に哀願したが、英祖は無情にも息子を米びつに閉じ込めた。
そして、英祖は恐ろしい形相で米びつをにらみ、周囲の者に「絶対に米びつを開けてはならない」と厳命して去っていった。
米びつからは嗚咽(おえつ)がもれていた。
(ページ4に続く)

英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)は悲劇の親子!

〔物語〕もし思悼世子(サドセジャ)が現代に甦ったら何を語る?

〔物語〕もし英祖(ヨンジョ)が現代に甦ったら何を語る?

英祖(ヨンジョ)は思悼世子(サドセジャ)を米びつに閉じ込めるとき何を語ったか



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