許浚(ホ・ジュン)はどんな人物だったのか

朝鮮王朝随一の偉人

その後、『東医宝鑑』は活版による印刷もなされ、朝鮮半島だけでなく日本や中国でも出版されるようになりました。
現代でも『東医宝鑑』は韓国の韓方医(漢方で診察する医師)が参考にしています。
400年以上も前の医学書がいまだに役立っているということに驚きます。許浚はそれくらい偉大な業績を挙げたのです。
朝鮮王朝時代には多くの偉人がいました。例えば、ハングルを作った4代王の世宗(セジョン)や救国の英雄として有名な李舜臣(イ・スンシン)です。
この2人が偉人として双璧なのですが、人のためにとても役にやったという意味では許浚も朝鮮王朝随一の偉人と言っても過言ではありません。
それほどすごい人だったのです。




さらに、彼は現代では名作時代劇の主人公になっています。
苦しい身の上から数々の困難を克服して大成していった主人公の姿は、視聴者たちを大いに勇気づけました。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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