『イ・サン』が描いた英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)の悲劇とは?

 

1762年、21代王の英祖(ヨンジョ)は息子の思悼世子(サドセジャ)を米びつに閉じ込めてしまう。思悼世子の素行の悪さに英祖が激怒した結果だった。果たして、結末はどうなったのか。
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王宮の一角に置かれた米びつ

時代劇『イ・サン』の第1話の冒頭を振り返ってみよう。
ドラマは、宮中で華やかな祝宴が行なわれているときに謀反が起きて、英祖が命の危険にさらされるところから始まる。
避難する英祖の前に不敵な笑みを浮かべて現れたのは、思悼世子だった。驚いた表情で息子を見つめる英祖が声をしぼりだして言った。
「世子よ、なぜ?」
まさに、英祖は思悼世子によって命を奪われようとしていた。
そのとき、英祖は眠りから覚める。すべては夢だったのだ。
寝覚めの悪さから茫然としている英祖は、すぐに米びつに閉じ込めた思悼世子のことを考えた。
<息子は本当に謀反を起こそうとしたのか……>
英祖は夢と現実が入り交じった複雑な表情を浮かべた。
そんな英祖の思いを受け継いで、画面は王宮の一角に置かれた米びつに切り替わっていく。




その中に閉じ込められた思悼世子を数人の家来たちが助けようとする。
しかし、家来たちは王宮の護衛兵たちに襲われて全滅してしまう。
(ページ2に続く)

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