- 2019-7-12
- 韓国時代劇の登場人物
- 張禧嬪, 朝鮮王朝, 歴史
張禧嬪(チャン・ヒビン)とは誰か?
生没年は1659年~1701年。女官として王宮に入り、19代王の粛宗(スクチョン)の寵愛を受けて側室となる。1688年に粛宗の長男を出産(後に20代王・景宗〔キョンジョン〕となる)。1689年に側室から王妃に昇格したが、1694年に再び側室に降格。1701年に、亡くなった仁顕(イニョン)王后を呪詛(じゅそ)した罪を問われて死罪となった。
キム・テヒは本人に似ている
張禧嬪に会った。
彼女は、景福宮(キョンボックン)の入場券発売の窓口でチケットを売っていた。『朝鮮王朝実録』に書かれていた通り、大変な美人であった。
現代によみがえってきた張禧嬪は、いったい何を語ったのか。
挨拶代わりに質問してみた。
「あなたを主人公にしてたくさんの時代劇が作られましたけれど、演じた女優の中で一番気に入っている人はいますか?」
張禧嬪はうっすらと笑みを浮かべて答えた。
「どれも私には美貌でかなわないけど、近いといえばキム・テヒかな」
そう語った張禧嬪を改めてよく見てみた。確かに、勝気なキム・テヒの目元は、張禧嬪に似ていた。
張禧嬪には聞きたいことが山ほどあったが、いつまた亡霊のようにこの世から消えてしまうかもわからない。そこで、単刀直入に一番知りたいことから聞いてみた。
「あなたは、1701年に仁顕王后を呪詛した罪で死罪となりましたが、本当に呪詛をしたんですか?」
(ページ2に続く)
粛宗(スクチョン)は張禧嬪(チャン・ヒビン)をぜひ王妃にしたかった!
粛宗(スクチョン)が激怒した張禧嬪(チャン・ヒビン)の母親侮辱事件!
張禧嬪(チャン・ヒビン)に死罪を命じた粛宗(スクチョン)に高官が大反対!