- 2019-11-15
- 韓国時代劇の登場人物
- 昭顕世子, 朝鮮王朝, 歴史
仁祖が世子を毒殺?
昭顕世子の死因には不可解なことが多く、「仁祖が昭顕世子を毒殺したのではないか」という可能性が高いと思われます。
その根拠になっていたのが、仁祖が昭顕世子の弟の鳳林(ポンニム)に王位を譲りたがっていたという事実です。
実は、鳳林も同じく清の人質になりましたが、彼は昭顕世子とは違って清を憎み続けていました。その点では父と同じでした。
屈辱を晴らしたいと考えていた仁祖が、昭顕世子より鳳林に後を託したくなったというのは、十分に考えられることです。
実際、仁祖は昭顕世子の葬儀をひどく冷遇しました。世子という立場だったのに、まるで末端の王族のような扱いでした。
しかも、本来なら昭顕世子の息子が世子を受け継ぐのが正統なのに、仁祖は昭顕世子の息子3人を流罪にして、世子を鳳林に変えてしまいました。これは、王位継承の原則を引っ繰り返すルール違反です。
(ページ3に続く)
悲しき運命!昭顕(ソヒョン)世子・思悼(サド)世子・孝明(ヒョミョン)世子