- 2020-3-19
- 韓国時代劇の登場人物
- 中宗, 朝鮮王朝, 歴史, 端敬王后
紅色のチマ
中宗の未練が世間の噂になり、端敬王后の耳にも届いた。彼女は今でも王が思いを寄せてくれていることに深く感謝した。
「そうだ、あれを見ていただこう」
端敬王后は、中宗が自分の実家をすぐに見つけられるように、自宅の裏山の岩の上に、宮中で身に着けていた紅色のチマ(スカート)を広げた。
中宗は、そのチマを見るたびに、「元気で暮らしていることだろう」とホッと安堵したのである。
愛しながら仲を裂かれた2人。その変わらぬ愛が「チマ岩の伝説」として、後世でも大いに語り継がれた。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
中宗(チュンジョン)と燕山君(ヨンサングン)の異母兄弟同士の確執!
中宗(チュンジョン)はなぜ文定(ムンジョン)王后の悪行を止めなかった?
『七日の王妃』の端敬(タンギョン)王后はどんな女性だったのか