- 2020-4-22
- 韓国時代劇の登場人物
- イ・サン, 朝鮮王朝, 正祖, 歴史
今の韓国の都はどこ?
1794年2月から建設工事が始まり、周囲6キロの城郭は2年6カ月で一応の完成をみている。
しかし、あまりに莫大な経費がかかりすぎた。
築造に動員された人数もケタ違いだった。
正祖の親思いが極まって始まった大きな事業であったが、国家財政を苦しくさせたのは確かだった。
それでも、正祖は水原の都市整備を着々と進めた。
彼は間違いなく、水原に遷都するという計画を持っていた。
しかし、正祖は1800年に48歳で急死してしまい、自らの壮大な夢を果たすことができなかった。
正祖があと数年長生きしていたら……。
都は水原に移っていただろう。
そうであったなら、今の韓国の首都はきっと水原になっていた。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
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