- 2021-1-12
- 韓国時代劇の登場人物
- 朝鮮王朝, 正祖, 歴史
22代王の正祖(チョンジョ)は、朝鮮王朝後期の名君として今の韓国でも尊敬を集めている。しかも、イ・ビョンフン監督が演出した『イ・サン』でイ・ソジンが堂々たる正祖を演じ、その名声はさらに高まった。そんな正祖だが、子供は果たして何人いたのだろうか。
正祖の後継者は?
正祖の正妻は孝懿(ヒョイ)王后だった。誰からも尊敬される人徳を備えていて、朝鮮王朝に42人いた王妃の中で一番の聖女だったと言われている。
だが、孝懿王后には子供がいなかった。そうなると、正祖の跡継ぎは側室に頼らざるをえなくなる。
その筆頭は宜嬪(ウィビン)・成氏(ソンシ)だ。『イ・サン』でハン・ジミンが扮したソンヨンのモデルだと言われている。
彼女は正祖との間で文孝(ムニョ)世子をもうけた。この王子は正祖にとって長男なので、順調に育っていれば、いずれ国王になっていた。
しかし、5歳のときに亡くなってしまった。
次に、正祖の子供を産んだのは、他の側室の綏嬪(スビン)・朴氏(パクシ)だ。
彼女は1男1女をもうけた。
その息子は1790年に生まれていて、正祖が1800年に亡くなったあと、王位を継いで23代王・純祖(スンジョ)となった。
この他に、正祖のもう1人の側室が王女を産んでいる。しかし、幼くして早世してしまった。
以上のように、正祖の子供は合計で4人だった。
2男2女であるが、すべて側室が産んでいる。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
名君だった22代王・正祖(チョンジョ)/朝鮮王朝国王列伝22
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