- 2021-11-4
- 韓国時代劇の登場人物
- 中宗, 朝鮮王朝, 歴史, 燕山君
廃位となった燕山君
朴元宗が中心となってクーデターが起こった。燕山君は多くの人の怨みを買っていたので、彼を守ろうという人はいなかった。クーデター軍が王宮にやってくると、護衛兵はみんな逃げてしまった。
ただし、いくらひどい王でも追放するとなると大義名分が必要だ。そこでクーデター軍がかつぎあげたのが、燕山君の異母弟の晋城大君(チンソンデグン)だった。彼も燕山君から相当にいじめられていた。
晋城大君の協力をとりつけようとしてクーデター軍が彼の屋敷に行ったところ、本人は「兄がついに殺しにきた」と早とちりして自決しようとした。妻が必死に止めた結果、何とか事なきを得た。
しかし、晋城大君はクーデターに反対した。兄を追放して王になることが怖かったのだ。それでも説得されて最後にようやく承諾し、クーデターの成功後に彼は11代王・中宗(チュンジョン)になった。
燕山君は島流しとなり、わずか2カ月で病死してしまった。
(ページ3に続く)
中宗(チュンジョン)と燕山君(ヨンサングン)の異母兄弟同士の確執!
中宗(チュンジョン)が燕山君(ヨンサングン)に代わって王になった日!