- 2021-12-31
- 韓国時代劇の登場人物
- 朝鮮王朝, 歴史
出番が多いダーティーヒロイン
史実での鄭蘭貞は文定王后の威を借りて悪女の典型のようにふるまいます。さらに、文定王后の実弟だった尹元衡(ユン・ウォニョン)の妻になるために、尹元衡と共謀して彼の妻を毒殺しています。
しかし、1565年に文定王后が世を去ると、後ろ楯をなくして失脚。最後は自害せざるをえないほど落ちぶれました。
最後に控えた張禧嬪は、19代王・粛宗(スクチョン)に寵愛された側室で、一介の宮女から王妃まで昇格しています。
ただし、後に粛宗の寵愛を失って側室に降格。それでも執念深く王妃を呪い殺そうとしましたが、その罪に問われて最後は死罪になっています。
この張禧嬪は、韓国時代劇でもっとも出番が多いダーティーヒロインで、「企画が困ったら張禧嬪」と言われるほど重宝されているキャラクターです。
以上の3人が一応は「朝鮮王朝3大悪女」ということになっていますが、彼女たちは低い身分から必死に成り上がろうとした結果として悪に手を染めたところがあります。むしろ、本当の悪女は権力を握る側にいたのではないでしょうか。
(ページ3に続く)
朝鮮王朝三大悪女(張緑水、鄭蘭貞、張禧嬪)の最期はみんな悲惨だった!