映画『南漢山城』が描く歴史的事件とは?

 

ソウルから東南側に25キロほど行くと南漢山城(ナマンサンソン)がある。ここは、2000年ほど前に百済(ペクチェ)の初代王が城を築いたとされている。以後も歴代王朝によって改築されて今は世界遺産になっている。この有名な山城を題名にした映画が、イ・ビョンホン主演の『南漢山城』である。

固い床にムシロを敷いて

南漢山城と聞けば、韓国人なら誰もが思い出す歴史がある。
それは、1636年12月のことだった。
旧満州(現在の中国東北部)を支配した強力な「後金」が、国号を「清」と変えたあとに10万人を越える大軍で攻めてきた。




そのときの国王は16代王の仁祖(インジョ)だった。
彼は清の強さを恐れて、都の王宮を逃げ出して南漢山城に籠城した。
一緒に城にこもったのは官僚たちと兵士の1万3千人だった。しかし、食糧も満足になかったので、飢えに苦しんだ。
籠城しているときの仁祖は、食べるものもわずかで、固い床にムシロを敷いて寝ていたという。
国王ですらこの有様なので、兵士に至っては最悪の生活ぶりだった。(ページ2に続く)

仁祖(インジョ)の屈辱を象徴する三田渡(サムジョンド)の碑!

光海君(クァンヘグン)への恨みを晴らした仁祖(インジョ)の復讐劇!

光海君(クァンヘグン)と仁祖(インジョ)の激闘1



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