危篤になる前のイ・サン(正祖〔チョンジョ〕)は何を語ったか

食欲がなくなってしまった

以下は、李時秀と正祖のやりとりだ。
李時秀「医官たちと一緒に煎じ薬について話し合います」
正祖「キョンオッコ(薬の名)は昨日も服用したが、こんな(蒸し暑い)時期には効果があまりない」
李時秀「キョンオッコはゆっくりと養生するときの薬ですから、すぐの効果を期待するのは難しいようです。他の煎じ薬と一緒に服用するのがいいでしょう」
正祖「今後は病状にすぐ効く薬を使ったほうがいい」




李時秀「お食事はどのくらい召し上がっていますか」
正祖「食欲がますますなくなっている」
李時秀「煎じ薬をすぐに決めてまいりましょうか」
正祖は李時秀の言葉にうなずいた。
6月28日、左議政(チャイジョン/副総理に該当)の沈煥之(シム・ファンジ)が尋ねた。
「夜間におからだのご様子はいかがでしたか」
正祖は「少し眠った」と答えた。(ページ3に続く)

英祖(ヨンジョ)は思悼世子(サドセジャ)を米びつに閉じ込めるとき何を語ったか

英祖(ヨンジョ)と正祖(チョンジョ)!激動の朝鮮王朝史8

朝鮮王朝実録を読む4/「正祖毒殺疑惑」



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