- 2019-10-28
- 韓国時代劇の登場人物
- 世祖, 朝鮮王朝, 歴史, 死六臣
端宗の復位運動
形の上で端宗は上王に祭り上げられましたが、実権はなきに等しい状態でした。こうして首陽大君は念願の王になって、7代王・世祖(セジョ)となります。
王になった世祖が真っ先にやったことは、自分の即位に貢献した側近たちを政権の要職に就けることでした。
とにかく、暗躍した連中はみな大出世しており、我が世の春を謳歌しました。
世はすっかり世祖の天下になってしまいましたが、彼にこびへつらう人間ばかりではありません。
「やっぱりおかしい。叔父が甥から王座を奪ってはいけない」
そう憤怒する人々がいて、世宗がハングルを創製するときに貢献した成三問(ソン・サムムン)の元に忠臣たちが集まりました。
みんな優秀な高官や学者です。彼らは、王座を奪われた端宗をもう一度王に戻そうと復位運動を起こします。
ちなみに、成三問という名前の由来は、彼が生まれるときに天から「もう生まれるか?」という問い合わせが3回あったからと言われています。
(ページ3に続く)
非道な王位強奪を強行した世祖(セジョ)/朝鮮王朝人物実録10
決起した首陽大君(スヤンデグン/世祖〔セジョ〕)は何をしたか
首陽大君(スヤンデグン/世祖〔セジョ〕)はなぜ政変を起こしたのか
安平大君(アンピョンデグン)を死罪にして首陽大君(スヤンデグン/世祖〔セジョ〕)が即位!
王位が危うくなった端宗(タンジョン)は首陽大君(スヤンデグン)を牽制した!