朝鮮王朝の国王は「毎日が激務」だった

 

長い朝鮮王朝史の中で最たる悪弊と呼ばれたのが、高等官僚による派閥闘争だった。野合と分裂を繰り返しながら高等官僚たちは党争に明け暮れ、それが政権の屋台骨を揺るがした。ただ、瀬戸際では王の求心力によって危機が回避された。そういう意味でも、王は唯一無二の絶対権力者であった。

平均寿命は何歳か

朝鮮王朝の王というのは、どれだけの力があったのか。
現代的な感覚でいうと、総理大臣、外務大臣、財務大臣、警察庁長官、最高裁長官を兼ねるほどの存在だった。
王は自ら政治と経済の権限を一手に握り、外交を仕切り、法律を作り、税金を徴収し、官僚の人事権を掌握した。そればかりではない。民衆統治の最終決定者でもあったので、重大な罪を犯した者に死罪を言い渡したり、直訴に及んできた地方の人々の声に耳を傾けたりした。




驚くべきことに、王がこなす仕事は1万種類もあったという。
もちろん、1人でなんでもこなすわけではないが、並外れた精神力と体力がないと務まらない地位だった。
朝鮮王朝時代に王は27人いたが、平均寿命は46歳であった。
人生50年の時代でも、平均して50歳まで生きていない。
わりと短命だったのである。(ページ2に続く)

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