- 2019-2-19
- 韓国時代劇の登場人物
- 元敬王后, 太宗, 朝鮮王朝, 歴史
李芳遠(イ・バンウォン)が1400年に3代王・太宗(テジョン)として即位すると、その妻は元敬(ウォンギョン)王后となった。朝鮮王朝のファーストレディになった元敬王后だが、その後に恐るべき事態が待っていた。
実家は名門
1365年に生まれた元敬王后は、李成桂(イ・ソンゲ)の五男だった李芳遠(イ・バンウォン)と1382年に結婚した。
当初、2人の夫婦仲は良かった。特に元敬王后は夫のために尽力した。彼女ほど夫を王にするうえで大きな働きをした王妃は他にいない。「内助の功」で言えば元敬王后が一番の功労者だった。
しかし、1400年に李芳遠が3代王・太宗(テジョン)になってから、状況が変わった。
夫婦仲がすっかり冷めきってしまった。
原因は、太宗に側室が多かったことだ。その数は12人。太宗は側室のもとにばかり通うようになり、元敬王后を敬遠した。
冷遇に耐えられなかった元敬王后は、夫を厳しく批判した。
そうなると、太宗も態度を急変させた。
彼が標的にしたのが、元敬王后の実家だった。
もともと、元敬王后の実家は高麗王朝時代からの名門である。
しかも、一族の男子の多くが朝鮮王朝の要職に就いていて、家門の力が強かった。
そのことを太宗は極度に警戒するようになった。
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最強の3代王・太宗(テジョン)〔李芳遠(イ・バンウォン)〕/朝鮮王朝国王列伝3
最強の親子!イ・バンウォン(太宗〔テジョン〕)と世宗(セジョン)