- 2020-7-2
- 韓国時代劇の登場人物
- 文定王后, 朝鮮王朝, 歴史, 鄭蘭貞
中宗が寵愛した側室
犯人が特定できない中で、中宗の母の貞顕(チョンヒョン)王后がこう語った。
「東宮の件は誰がやったかわからぬが、大殿に関しては敬嬪(キョンビン)が疑わしいのではないか」
王室の最長老に名指しされたのは、敬嬪・朴(パク)氏であった。
この敬嬪・朴氏というのは、中宗に一番気に入られていた側室だった。
しかも、彼女は福城君(ポクソングン)という中宗の息子を産んでいた。
世子が早世するようなことがあれば、福城君が中宗の後を継ぐ可能性もあった。
それゆえ、敬嬪・朴氏は宮中でも立場が強かった。
そんな状況を苦々しく見ていたのが文定王后だった。
「あの女をなんとかしなければ……」
文定王后にしてみれば、敬嬪・朴氏を陥れる意図が十分にあった。王妃としての自分の立場を強固にするためには、ぜひそうする必要すらあったのだ。
(ページ3に続く)
2人の悪女!文定(ムンジョン)王后と鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)
文定(ムンジョン)王后が継母だったことが仁宗(インジョン)の悲劇!